思い立つ吉日


「思い立ったが吉日」は、「何かをしようという思ったらすぐに始めるのがよい」という意味です。思い立った日こそが縁起の良い日と捉えて「思い立ったが吉日」ということわざができました。類語の「善(ぜん)は急げ」は、「良いと思ったことは即実行すべき」という意味です。真逆のアプローチに「今日の一針、明日の十針」は、「対応が遅くなってしまうほど負担が大きくなる」ことを表しています。その日のうちであれば一針で繕えるけど明日になると十針も縫う必要があるという意味があり、早く行動を起こせと伝えています。


「思い立ったが吉日、その日以降はすべて凶日」は某漫画で使われていたようです。2つのことわざを複合させている感じでとても共感出来ます。すぐに行動を起こさなければ損だよと諭してくれていますね。



頭では理解できる単純なことでも、「思い立ったが吉日」を実践できる人は多くありません。私の主観ですが、これは成功者に共通して見られる性質の一つだと思います。 新しい未知の領域に足を踏み出すのは怖いものですし、経験のない事柄に対して否定的になってしまうのは、むしろ自然な人間の思考と行動特性でしょう。 しかし起業家たちは、この「怖さ」に対する回路がいくつか切れているように見えます。そのため、リスクさえも糧として前進していく、ある意味で特殊な存在だと感じます。実際、あの人もこの人も、5本くらい回路が切れているのではないかと思えるほどです。 そんな人たちにこそ、強い魅力と大きな期待を抱かずにはいられません。


2025年03月13日